住まいを守り&生かす強い味方 住宅履歴情報を使おう!
2015/01/15
こんにちは
いつもお客様に配布している「マイホーム守り隊通信」ですが、
これからお家を建てられる方にも、リフォームをご検討中の方にも
とってもお役に立つ内容となっているので、
ブログにて、「コラム」として発信していこうと思います。
今回は…
「住 宅 履 歴 情 報 」って何?
皆さんは、お住まいをいつ・誰が・どんな材料で設計施工し改修を行ったか、ご存知ですか?
もしも こうした情報がすぐに分かるようになっていれば、
家の管理や修繕、売買もスムーズに行えます。
こうし た住まいの重要情報を集め、蓄積していくのが「住宅履歴情報」です。
もし「住宅履歴情報」がなければ点 検、修理に手間がかかり、家の売買も有利に進められません。
「住宅履歴情報」の導入は、現状、長期 優良住宅以外では任意ですが、
用意しておけば大きな安心が得られるのです。
どうして住宅履歴が必要なの?
欧米の住宅の平均寿命 6 0 年超に対して、日本の住宅の平均寿命は30年。
古くなったらどんどん 壊して新築する、という考え方でした。
しかし、これは地球環境への負荷が大きく消費者の負担に もなるため、
近年は「良い住宅をきちんと手入れして長く住む」という考え方になっています。
その ためには点検・修 繕等が重要となり、
その家の設計、施工や修繕、改修 ・リフォームの履歴も分 かる
「住宅履歴情報」がとても大切になっています。
「住 宅 履 歴 情 報 」はだれが作るの?
「住宅履歴情報」は、新築時の設計図や施工記録をもとに、
担当の設計事務所や工務店が作ります。
なかにはオリジナルの書式を用意している工務店もあり、
これを使ってあなた自身が作ることもでき ます。
ただし専門用語など素人には難しい所もあるので、自信のない方は、
記入を代行している工 務店や設計事務所に相談すると安心です。
もちろんその場合も任せきりにせず、内容の説明を聞い て理解しておくべきでしょう。
「住宅履歴情報」活用のために!
■ 住 宅 履 歴 情 報 を 持 つ 住 宅 の 4 つ の メリット
A 必要な維持管理を計画的かつ効率的に行えます。
B住宅としての資産価値が適切に評価され、安心 & 納得して売買できます。
C 適切な予算・工期で合理的なリフォームができます。
D 各種の災害に遭っても素早く的確に補修し、復旧できます。
■どのような情報を蓄積するのか?
住宅履歴情報を蓄積するには、どのような情報をどこから得て蓄積すればよいのでしょうか?
戸建住宅とマンションでは 異なりますが、ここでは戸建住宅に絞ってお伝えします。
住宅履歴情報として蓄積する情報は、
1住まいを新築した段階 の情報と
2住まいを維持管理する段階の情報に分けられ、工務店やハウスメーカー、
リフォーム会社など、新築・維持 管理それぞれに関わった人たちから
情報を受け取り保存、蓄積していきます。
その内容は、以下のようなものとなります。
1 住まい新築段階で蓄積すべき主な情報(戸建住宅)
●建築確認
「建築確認」「完了検査」等の諸手続きを行うため、竣工までに作成された各種書類・図面
●住宅性能評価
「住宅性能評価書」と、その他の住宅性能評価を受けるために作成された各種書類・図面
●新築工事関係
竣工時点の建物状況を記録した各種図面・書類で、特に竣工までに施された変更等が分かるもの
※新築段階の情報は、工務店やハウスメーカーなどから提供を受けます。
2 維持管理段階で蓄積すべき主な情報(戸建住宅)
●維持管理計画
住宅の維持管理計画の一環として、点検修繕の時期・内容が分かる情報を記載した各種書類・図面
●点検・診断
住宅の点検や調査 ・ 診断などの際に専門家が作成した書類や図面、写真等
●修繕
さまざまな修繕工事を行った際に作られた各種書類や図面、写真等
●改修・リフォーム
改修 ・リフォーム工事の際に作成 ・ 提供された各種の書類、図面、写真等 ※維持管理段階の情報は、
リフォーム会社やメンテナンス会社とやり取りしながら蓄積します。
以上、住宅履歴情報についてのコラムでした。
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