木の呼吸を感じる「緋色の扉」の隠れ家
物件データ
建物種別 | 木造(SIMPLE NOTE) |
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工期 | |
施工住所 | |
家族構成 | |
間取り | 平屋 |
施工面積 | |
邸名 | S様邸 |
Concept
素材の生命力に包まれ、家族の時間を「熟成」させる住まい。
■ 外観デザイン:自然のテクスチャを纏う「静かなる主張」
表情豊かな「天然木の縦張り」で表現した独創的なファサード。住宅街にありながら、そこだけ時が止まったような、森の静寂を思わせる佇まいです。
経年変化を愉しむ「生きた外壁」
無機質な建材では決して出せない、木材特有の深い陰影と温かみ。時を重ねるごとに色調が変化し、家族の歴史とともに味わいを増していく、まさに「育てる外観」のデザインです。空間を象徴する「緋色(ひいろ)のアクセント」
木の質感に包まれた壁面に対し、一点、深みのあるレッドの玄関ドアを配置。この対比が、住まいにアーティスティックな品格と、帰宅する家族を熱く迎え入れる「情熱」を添えています。窓のない壁が創り出す「プライベートの聖域」
外からの視線を物理的に遮断することで、家全体が家族を守る強固なシェルターとなります。どこが玄関で、どこに生活の気配があるかを悟らせない潔い造形が、究極の安心感をもたらします。
■ 内観デザイン:木の香りに包まれる「五感を満たすLDK」
玄関を抜けると、そこには天井から床まで「本物の木」に包まれた、圧倒的な解放空間が広がります。
「Wood-on-Wood」の心地よい包容力 床の無垢材はもちろん、天井にも美しい板張りを施すことで、空間の重心が下がり、リゾートのコテージにいるような安らぎを演出。木の調湿作用と香りが、住まう人の心身を深いリラックスへと誘います。
光の器としての「コの字型の中庭」
建物をコの字型に配し、その中心に広大なウッドデッキを配置。高い壁に守られたこの中庭は、外からの視線が届かない「空のプライベートルーム」です。中庭から降り注ぐ光が、木の壁や床に柔らかく反射し、室内を均一な明るさで満たします。境界のない「タタミ・ラウンジ」
フローリングとフラットに繋がる畳スペース。モダンなLDKの中に、日本人が本能的に求める「座」の寛ぎを融合させました。子供の遊び場として、あるいは昼下がりの読書の場として、多目的に機能する癒やしのスポットです。
■ 機能美:暮らしを整え、個性を引き立てる
「家具のような」造作キッチンとカウンター
素材感を統一した木のカウンターやパントリー。家電や小物を隠す大容量の収納を備えつつ、キッチンの背後まで木で彩ることで、生活感を感じさせない「美しき仕事場」を実現しました。廊下をなくし、リビングを「森の広場」
へ 無駄な通路を徹底的に排除することで、家族が集まるエリアを最大化。最短の動線で家事が完結するため、心にゆとりが生まれ、家族の会話が自然と増える間取りです。
■ この家のコンセプトまとめ
「シンプル」であることは、時に「贅沢」よりも豊かです。
SIMPLE NOTE 滑川 studio / 野末建築が提案したのは、飾るためのデザインではなく、素材そのものの力を活かした「心地よさの設計」です。 緋色の扉を潜れば、そこは誰にも邪魔されない自分たちだけの聖域。木の呼吸に耳を傾け、空を仰ぎながら、家族の絆をゆっくりと熟成させていく。そんな、一生愛せる平屋が完成しました。
SIMPLE NOTE 滑川 studio / 野末建築 「当たり前」を疑えば、家づくりはもっと自由になれる。


