ソリッドな外観と木の温もりが調和する家
物件データ
建物種別 | 木造(SIMPLE NOTE) |
|---|---|
間取り | - |
工期 | - |
施工面積 | - |
施工住所 | - |
邸名 | FC様邸 |
家族構成 | - |
当社のコメント
この住宅は、究極のミニマリズムを追求した意匠と、素材の質感を大切にする施工技術が高度に融合した邸宅です。余計な装飾を排することで、かえって素材の美しさと空間の広がりが際立っています。
1. 外観:環境に溶け込むソリッドな造形
外観の最大の特徴は、シルバーのガルバリウム鋼板(波板)で覆われたシャープな片流れのシルエットです。
ミニマルな構成:
窓を極限まで排除した外壁のデザインは、空の青さや周囲の景観と鮮やかな対比を生んでいます。素材感:
メタリックな質感が、光の当たり方によって刻一刻と表情を変え、住宅というよりは一つの彫刻のような佇まいを見せています。
2. 内装:無垢材とアイアンが紡ぐ「温かな静寂」
一歩足を踏み入れると、外観の無機質な印象とは対照的な、木の温もりに包まれた空間が広がります。
階段のデザイン:
この家のアイコンとも言えるのが、木製のストリップ階段です。繊細なブラックのアイアン手すりが空間を程よく引き締め、軽やかで洗練された印象を与えています。床材の統一:
節のある無垢のパイン材を床一面に使用することで、素足で歩きたくなるような心地よさと、視覚的な開放感を生み出しています。造作家具:
階段下のテレビボードなどは、床材と同じ素材で造作されており、空間にノイズを生ませない徹底したこだわりが感じられます。
3. 空間構成:光を採り込み、視線が抜ける設計
限られた面積の中でも、広がりを感じさせる工夫が随所に凝らされています。
吹き抜けと高天井:
階段エリアの上部は大きな吹き抜けとなっており、垂直方向への圧倒的な開放感を演出しています。中庭(デッキ)との接続:
大開口の掃き出し窓からは、光がたっぷりと差し込みます。外壁に囲まれたプライベートな屋外スペースと接続することで、外部の視線を気にせずカーテンを開け放して暮らせる「プライバシーと開放感」を両立しています。照明計画:
壁面に配置されたブラケットライトが、夜には壁の陰影を美しく照らし出し、日中とは異なる落ち着いた豊かな雰囲気を演出します。
総評
「引き算」によるデザインが、決して「欠如」ではなく「豊かさ」であることを証明している建築です。余計な装飾を削ぎ落とし、素材そのものの良さと光の移ろいを愉しむための、本質的な住まいと言えます。


