一家に一台という選択肢
2021/12/14
現在1人1台車を所有するのが当たり前ですが、
車を持ち続けていくためには、
一体どれくらい維持費がかかるのか、
計算したことがあるでしょうか?
では仮に、
車1台あたりの平均金額が300万円で、
7年ごとに車を買い替えると仮定して、
計算していってみますね。
この場合、毎月の車両分割代金は、
約35,700円となります。
(無金利で計算しているので
ローンで買う人はさらに金利が加わります)
そして、車を維持していくためには、
この他、ガソリン代、保険代、車検代、
タイヤやバッテリー交換といったメンテ代、
自動車税、などがかかるのですが、
ガソリン代:毎月10,000円
保険代:年間50,000円
車検代:2年ごとに100,000円
自動車税:年間34,500円
メンテ積立代:毎月3,000円(仮)
として試算してみると、
車両代とは別に
毎月約24,200円がかかることになります。
つまり、車を1台所有するには、
ざっと毎月約60,000円かかるというわけです。
✔︎車は、1家に1台という選択肢
仮に、あなたが住みたい地域が、
交通の便が悪い場所だとしたら、
1人1台車を所有せざるを得ませんが、
勤務先まで公共機関か自転車で通えそうな場所に
暮らそうとお考えなのであれば、
1家に1台車を持つという選択肢も
あってもいいのではないでしょうか?
利便性が高い場所で暮らすとなれば、
土地価格も割高になるし、
結果、家づくりの負担も高くなってしまうからです。
例えば、土地の価格が坪25万円の地域だとしたら、
車の台数を1台減らすことが出来れば、
土地の面積を約5坪減らすことが出来、
それだけで125万円土地の負担が減ります。
かつ、その資金をローンでまかなう予定だとしたら、
さらに、それにかかる利息を、
25万円ほど圧縮することが出来ます。
また、土地の面積が小さくなれば、
それほど大きな額ではないかもしれませんが、
その分、土地の維持費として掛かり続ける
固定資産税も安くなります。
そして、なにより
車を1台にしたことによって浮いたお金を、
老後や教育のための貯蓄に回すことが出来ます。
✔︎毎月の固定費を減らす一つの選択肢
今後は1つの会社で
ずっと勤められる可能性も低くなるし、
1つの仕事をずっと続けられる可能性も低くなります。
つまり、昇給も当たり前じゃなくなれば、
手厚い退職金も当たり前じゃなくなるというわけです。
また、会社や職種が変われば給料はリセットされるし、
むしろ今よりも下がる可能性すらあります。
かつ、そんな中でも高齢化社会の影響を受けて
社会保険料や税金が上がり続けていくため、
手取りが減り、さらに厳しくなるかもしれません。
その上、コロナ対策で財政出動したお金を
回収するために確実に増税がやってくるでしょうしね。
それゆえ、これらを織り込んだ上で、
これからの暮らしを設計していかないといけません。
そして、そのために出来るだけ
固定費を減らすことが必要不可欠だと思います。
仮に、車を1家に1台にし、
固定費を毎月6万円削ることが出来たとしたら?
かつ、土地や家の予算を圧縮することで、
600万円削ることが出来、
ローン返済を毎月2万円削ることが出来たとしたら?
あなたの家計の負担は大きく減り、
心にゆとりを持ちながら仕事をし、
不安を緩和しながら日々暮らしていくことが
出来るのではないでしょうか?
そして、子供たちや自分たちの老後のために
貯蓄していくことが出来るのではないでしょうか?
まっ、これはあくまで1つの考え方だし、
この考え方を強要するつもりもないのですが、
これもまた一つの選択肢ではあるので、
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
それでは、、、
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野末建築
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