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窓を殺す考え方と活かす考え方

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窓を殺す考え方と活かす考え方

窓を殺す考え方と活かす考え方

2022/05/10

ご覧いただければ分かるように、

弊社では、リビングダイニングキッチンに使う窓は、

天井の高さと同じサイズのものを使っています。

 

天井と窓の高さを合わせることによって

そうじゃない窓を使った場合より

はるかに抜け感が出るし、

室内により多くの光を

採り込むことが出来るからです。

 

また、光が天井までしっかり届くため

より室内を明るく感じさせてくれるし、

窓枠も必要じゃなくなるため、

窓枠の上にたまったホコリを

取る必要もありません。

 

そんなこんなで、

この窓を標準的に使っているのですが、

とはいえ、このハイサッシを使う場合、

気を付けなければいけないことがあります。
 

おはようございます。Kanonstylehome!のEnzouです

さて今回は、

前回の内容にちょっと補足して、

「窓」のことについて

お伝えしていきたいと思います。

 

✔︎カーテンが必要な窓にしない

 

ズバリ気を付けなければならないことは、

まさにこれです。

 

例えば、光がたくさん入ってくるからと、

日当たりが良い場所に

その窓をつけたとしても、

同時にそこから人の視線が

入ってきてしまうとしたら、

そこにはカーテンが必要になります。

 

となると、その窓から入ってくる光を

遮断してしまうことになります。

レースだけでその視線が

遮断出来るのならまだしも、

ドレープカーテンまで

閉めざるを得ないとしたら、

全くと言っていいほど

光が入ってこなくなっちゃいますからね。

 

いつもカーテンが閉まったままだと、

庭も空も見ることが出来ませんしね。

 

また、その窓は

おそらく防犯的にも不安を感じるし、

台風時も強い風がバンバン当たるので、

カーテンと同時にシャッターが

必要になると思いますが、

窓が天井まである場合、

とてもじゃないけど女性では

そのシャッターに手が届きません。

 

結果、手動シャッターではなく、

電動シャッターにせざるを得なくなり、

無駄に家をコストアップさせてしまいます。

 

つまり、ハイサッシを使う場合、

設置場所をよく考えてつけないと、

家の中が暗くなるだけじゃなく

無駄にコストアップを招いてしまう

ということなんですよね。

 

✔︎窓の特徴と見え方に配慮する

 

さらに、弊社が建てる家の多くが

平屋なのですが、平屋の場合

すべての窓のつくり方に注意しなければいけません。

すべての窓が歩く人や近所の人の視線に

さらされているわけですからね。

 

例えば、弊社では視線が気になる場所には、

横すべりだし窓を標準的に使い、

かつ、フロストガラスを標準的に使っています。

この四角形の窓ですね。

 

理由は、この窓は上に向かって開くのですが、

それほど窓が開かないため

視線がほとんど入ってこないこと、

そして、窓が軒代わりになるので、

小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。

 

つまり、天気の日はもちろん、

小ぶりの雨程度なら、

ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。

 

フロストガラスを使っていることで、

外から中も見えないので、

カーテンだって必要なくなりますしね。

 

また、この窓じゃなく、

引き違い窓(一番ポピュラーな窓です)を使う場合、

窓を開けた時、どうしても視線まで

一緒に取り込んでしまうのですが、

この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。

 

例えば、一般的には、

窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、

引き違い窓をこの高さに設置すると、

外から家の中が丸見えになってしまいます。

そこで窓の高さを床から2mではなく、

あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか?

窓の高さが40cm上がることによって、

外から家の中が見えにくくなります。

理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、

仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、

2m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差)

=2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。

 

結果、その窓にもカーテンが必要なくなり、

その分コストをカット出来るし、

より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。

 

いかがでしたか?

 

このように窓のつくり方一つで、

家のコストも、家の明るさも、

家の快適性も格段に変わってくるのが、

家づくりの隠れた現実の一つです。

 

なので、暗くて閉鎖的に家にしないために、

窓のつくり方にも配慮しながら

家づくりをしていただければと思います。

 

それでは、、、

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