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固定資産税について

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固定資産税について

固定資産税について

2022/06/17

土地・建物を所有すると、

管轄の市町村に「固定資産税」を

納付しなければいけません。

(毎年4〜5月に納付書が届き、

一括で支払うか分割で支払うかを選択出来ます)

 

ゆえ、たとえ家賃と同じ金額で

住宅ローンの返済を組めたとしても、

それは決して家賃並みの支払いで

家を持てたわけではないので、

まずはその点に注意しなければいけません。

 

これに加えて、火災保険の金額も

賃貸の時よりも高くなるし、

家を所有すれば維持管理費用も必要になるわけですしね。

 

おはようございます。

Kanonstylehome! Enzouです。

 

さて。

今回は固定資産税について、

お伝えしていきたいと思います。

 

結論から申し上げると、

土地も家も必要以上に大きくすると、

固定資産税が高くなるだけなので、

なるべく小さくすることを心がけながら

家を建てるようにしてください。

 

面積が広くなれば

その分高くなるのはもちろんのこと、

軽減措置の幅も小さくなり、

その分、税額が割高になってしまうからです。

 

トイレや洗面といった

設備品が増えただけでも、

固定資産税は高くなってしまいますしね。

 

✔︎基本的な内容

 

では、まずは固定資産税の基本的な内容から

お伝えしていきたいと思います。

 

固定資産税の税率は、

各市町村によって若干異なる場合はあるものの、

基本的には1.4%となっており、

国が定める評価基準に基づいて

算出した評価額から課税標準額を算出し、

これに1.4%を乗じた金額が固定資産税となります。

 

(*富山市の一部地域は、固定資産税とは別に、

都市計画税(評価額の0.3%)がかかるため、

富山市の一部地域に住む方は、税金が割高になる

ということも覚えておいてください!)

 

そして、この評価額は土地・建物それぞれ

3年に一度見直されるのですが、

土地に関しては、経年変化によって

価値が減少するものではないため、

地価の上下によって価格が修正されるのに対し、

建物に関しては、経年変化によって

価値が減少していくため、

固定資産税も下がっていくものだと

把握しておいていただくといいと思います。

 

✔︎新築住宅の特例制度

 

土地の評価額は、

国税庁が発表している「路線価」に

土地の面積を乗じた金額なんですが、

土地に関しては、建物が建っていれば、

200㎡(=約60坪)以下の部分に関しては、

課税基準額が評価額の6分の1になり、

200㎡(=約60坪)を超える部分に関しては、

課税標準額が評価額の3分の1になる

という特例措置があります。

(*注:建物が建っている限りずっと、です)

 

また、新築住宅の建物に関しては、

当初の3年間(長期優良住宅は5年間)に限り、

課税標準額が評価額の2分の1になると

いう特例措置があります。

(*注:当初年度以降はありません)

 

とはいえ、建物の軽減措置に関しては、

120㎡以内の部分に限るため、

これを超える部分に関しては、

通常通りの評価額で計算されるので、

この点にも注意しながら

家を建てることも1つのポイントとなります。

 

では、具体的に計算していってみますね。

例えば、300㎡の土地を購入したとしましょう。

となると、200㎡までは

課税標準額が評価額の6分の1となり、

残りの100㎡が3分の1になります。

 

そして、課税標準額が

1㎡あたり3万円だと仮定すると、

200㎡までに関しては、

3万円×200㎡×6分の1=100万円となり、

残りの100㎡に関しては、

3万円×100㎡×3分の1=100万円となり、

これらに1.4%を乗じた、

28,000円が固定資産税ということになります。

 

一方、同じ場所で

購入する土地の面積を200㎡にすると、

固定資産税の金額が半分となります。

 

それゆえ、購入する土地の面積は

200㎡以下にすることが、

ランニングコストとなる

固定資産税の負担を減らすためには、

欠かせない要素となります。

 

建物に関しても、

120㎡以下に抑えておくことを

意識していただくといいと思います。

 

当初3年間の税額を

少しでも抑えることが出来ると同時に、

家が小さくなれば

その分固定資産税も確実に安くなるからです。

 

では、建物の固定資産税を

ざっと計算してみますが、

建物の課税標準額に関しては、

計算方法がけっこう複雑なので、

ざっと購入価格の70%ぐらいで

計算するといいと言われています。

 

購入価格が2000万円だとしたら、

2000万円×70%×2分の1×1.4%=98,000円

が当初3年間の建物の固定資産税という感じで、

数年後、建物の課税標準額が20%減になったとしたら、

2000万円×70%×80%×1.4%=123,300円

が、その時の建物の固定資産税になるという感じですね。

(建てると分かりますが実際はもっと安いと思います)

 

いかがでしたか?

 

固定資産税は、土地・建物を所有している限り

ずっとかかり続けるランニングコストです。

なので、この費用も考慮した上で

毎月の返済額を算出すること、

そして、この支払いの負担を少しでも小さくするために、

購入する土地と建物を出来るだけ小さくすることを

心がけていただければと思います。

 

それでは、、、

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