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一戸建ての修繕積立金

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一戸建ての修繕積立金

一戸建ての修繕積立金

2023/02/03

分譲マンションを買った場合、

住宅ローンの返済とは別に、

共有スペースの維持管理費用として

「管理費」が必要になるのと、

やがて必要となる外壁の修繕や

エレベーターの故障などに備えて

「修繕積立金」が必要になります。

(駐車場代も別にかかります)

 

ゆえ、分譲マンションの購入時には、

単純にマンションの価格だけを

見ればいいわけではなく、

これら別途費用のことも考慮した上で

検討しなければいけません。

 

一方で、一戸建てを買う場合は、

そもそも管理費も必要なければ、

駐車場代も必要ないし、

修繕費用の積立も

分譲マンションのように

義務化されているわけではありません。

 

ゆえ、ついつい修繕費用についての見立てが甘くなり、

その分、家に予算を突っ込んでしまいがちなのですが、

これでは間違いなく将来困ることになるので、

建てる前にこれらの費用についてもある程度試算し、

コツコツと積み立てていく必要があります。

 

おはようございます。

Kanonstylehome! Enzouです。

 

では今回は、

それらにどれくらいかかるのかと、

どれくらい積み立てしていった方がいいのか

についてお伝えしていきたいと思います。

  

✔︎60年住むことを前提として試算

 

家を建てる年齢も、

いつまで生きるのかも人によって違うので、

取り急ぎ35歳で家を建て95歳まで生きる

という前提のもとで考えていってみましょう!

 

まず必要となるのが

外壁や屋根などの外部塗装費用です。

では、これが約15年に1回のペースで

必要になるとして、

毎回その費用に150万円かかるとしたら、

生涯で3回ほどこの費用が必要となります。

つまり150万円×3回=450万円ですね。

 

また、30年〜35年後には、

キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの

水周りもリニューアルすることになるでしょう。

 

それゆえ、これらのリフォーム費用も

計上しておかないといけないのですが、

おそらく、このタイミングで

床や壁などもリフォームすると思うので

これらには360万円ぐらい予算を取っておきましょう。

 

さらに、忘れてはいけないのが家電にかかるお金です。

電化製品は基本10年ごとに故障すると言われているし、

製品のクオリティもどんどん進化していくでしょうしね。

 

なので、これらについても拾い出しておく必要があります。

まずはエアコンですね。

子供たちが2人居るとして考えてみましょう。

 

この場合、リビングと部屋を合わせると

合計4台のエアコンが必要ですが、

リビングと寝室はずっと部屋を使い続けるので、

5回買い換えが必要ですね。

 

一方で子供たちは途中で家を出て行くので、

おそらく1回しか買い替える必要がない

可能性が高いのではないでしょうか。

 

となると、今後エアコンにかかるトータル費用は、

リビング用の価格を取付費も合わせて20万円、

それ以外の費用を10万円ずつと考えると、

20万円×5回+10万円×5回+10万円×2台×1回

=170万円ということになります。

 

では、続いては冷蔵庫と洗濯機です。

これらは、思っているより高いし、

間違いなくこれから先もずっと必要なモノなので、

しっかりと予算に組み込んでおくべきですね。

 

ということで、

冷蔵庫が25万円で洗濯機が15万円だとして、

(ドラム式 or 縦型+乾燥機の価格です)

10年ごとに買い換えるとしたら、

これらには合計で200万円ほど必要ですね。

 

このほか、テレビやパソコン、

レンジや掃除機、ジャーなどなど

細々した家電製品もありますが、

これらを合わせた分にも

10年ごとに20万円ぐらいかかるとして、

合計100万円の予算をみておきましょう。

 

いわゆる、これら全てを合わせた金額が、

生涯メンテナンス費用としてかかる

というわけですね。

足してみると1280万円です。

 

では、これらのお金は

今後60年の間で必要となるお金ですが、

出来れば働けるうちに

このお金を貯めておきたいですよね。

 

歳をとり収入が減ったり、

あるいは、なくなった状態で、

大きなお金がまとまって出て行くのは、

精神的にもかなりキツイですからね。

 

となると、かなり高い確率で

健康で働くことが出来るであろう

これから30年の間で、

これらのお金を貯めていかなければいけません。

 

つまり、1280万円÷30年=42.6666666万円

月に換算すると約3.5万円ずつは修繕費用として、

お金を置いていった方がいいということですね。

 

ねっ?思っているより、

だいぶ多くお金がかかるでしょ?

 

そんなこんなで、

この積立資金のことも考えた上で、

毎月の返済金額を決めるべきだ

というわけですね。

 

✔︎間取りづくりの重要性

 

そして最後に、

もう1つ大切な考え方について

お話したいと思います。

 

それは、将来増築しなければ

いけないような間取りづくりを

絶対にしてはいけないということです。

 

将来、水回りも含めたリフォームの時、

増築までしなくてはいけないとなると、

さらに300万円〜500万円ほど

余分な出費が必要となるからです。

 

つまり、さらに毎月1万円以上の

お金を積み立てしていかないといけないか、

あるいは、大切な老後資金から

そのお金を捻出しなければいけなくなる

というわけです。

 

ということで、

間取りもお金も将来のことまで見据えた上で

計画していただけたらと思います。

 

それでは、、、

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