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銀行と貯金と老後資金と

銀行と貯金と老後資金と

2021/03/26

少子高齢化がもたらす

私たちの年金問題の一番の解決策は、

『出来るだけ長く働き続けること』ですが、

たとえそうしたいと思っていても、

みんながみんな、そう出来るわけではありません。

ずっと健康であるかどうかは分からないから、です。

 

それゆえ、そのリスクを軽減するためにも、

若いうちからコツコツと

お金を貯めていくことをオススメしています。

 

そして、家づくりをする時は、

将来に向けたライフプランを考えるいいキッカケとなるので、

今回は、このことについて、

個人的な考え方をお伝えしていこうと思います。

貯金という言葉を聞いて、


最初に連想する場所は、


『銀行』ではないでしょうか?


 


もちろん、銀行に貯金すれば、


時間外にお金を引き出しさえしなければ、


預けたお金が減ることはないため、


単純に貯めていくだけなら、


決してダメなわけではありません。


 


しかし、効率的にお金を増やしていくと考えると、


話は変わってきます。


 


というのも、1000万円を貯金していたとしても、


普通預金の場合、年間で100円しか増えないし、


定期預金の場合でも、


年間で1000円しか増えないからです。


かつ、その利子を受け取る際に、


その増えたお金から約20%税金を引かれるからです。


 


つまり、ほとんど増えないというわけですね(涙)・・・


(ネット銀行はこの限りではありませんが)


 


それゆえ、銀行以外の選択肢も


持つようにしていただきたいのですが、


個人的にオススメなのは、


『iDeCo』と呼ばれる個人型確定拠出年金です。


 


iDeCoは、誰でも60歳までかけることが出来る年金で、


毎月23,000円(公務員は12,000円)を上限に、


掛けていくことが出来ます。


 


年金であるがゆえに、


60歳まで預けたお金を引出すことは出来ないので、


その点も理解しておく必要があるのですが、


この個人型年金には2つのメリットが存在し、


このメリットたちによって、


銀行の普通預金に比べると、


遥かに効率的にお金が増えていきます。


 


メリット1:所得控除となる


 


1つ目のメリットは、


預けたお金が全額所得控除になるところです。


つまり、所得税と住民税が安くなるということです。


 


仮に、毎月23,000円掛けるようにし、


あなたが納めている所得税と住民税が


それぞれ10%だとしたら、


23,000円×12ヶ月×0.1(10%)=27,600円


所得税と住民税がそれぞれ安くなるため、


単純に55,200円お金が増えた、という風に考えられます。


 


年間276,000円お金を預けるだけで


55,200円もお金が増えるんですから、


かなり効率的にお金が増えていっていますよね?


 


メリット2:運用益も非課税になる


 


iDeCoに預けた年金は、


投資信託の中から自分で商品を選び、


運用していくことになります。


 


そして、銀行の利子同様に、


投資信託の運用によって増えたお金には、


約20%税金がかかることになるのですが、


iDeCoではこの税金がかかりません。


 


仮に、30年ずっと上限金額を預けていった場合、


23,000円×12ヶ月×30年=8,280,000円なのですが、


運用によって10,000,000円までお金が増えた場合、


増えた1,720,000円に対してかかる税金344,000円(20%)


を引かれることなく受け取ることが出来るというわけですね。


 


(運用益に関しては、


預けたお金が逆に減る可能性もあるのですが、


長期的に積立てをしていくため、


その心配はそうしなくていいと個人的には考えています)


 


この他、iDeCoは受取時も


税制優遇の対象となるため、


誰もが加入しておくべきことであると考えています。


 


また、出来れば共働きで働きつつ、


夫婦そろって上限金額まで加入することをオススメします。


共働きで働き続ければ、


国民年金に上積みされる厚生年金の金額も大きくなるし、


これに加えて2人そろってiDeCoにも加入していれば、


さらにもらえる年金が増えるからです。


 


といっても、そうはしたいけど


23,000円×2人分=46,000円も貯金に回すのは、


なかなか大変だと思います。


 


ということで、


次回は、そうするために、


家づくりをする時に減らすべき


固定費が何かとその理由について、


そして方法についてお伝えしていこうと思います。


 


決して、毎日が楽しくなくなるような苦しい節約を


しなければいけないわけではないので、


次回も参考にしていただければと思います。


 


それでは、、、


 


 


 


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