平屋の勘違い その2
2021/05/18
『平屋』と聞くと、
“高そう・・・”というイメージと同時に
“広い敷地じゃなきゃ無理だ・・・”
というイメージが浮かんできます。
実際、新規分譲地に建っているお家を見てみると、
2階建てばかりなので、
50坪や60坪では足りないんじゃないか?
と普通は考えてしまうでしょう。
また、それに拍車をかけて、
不動産屋や住宅会社までも、
けっこう広い土地が必要ですよと言うので、
“平屋にはお金がかかる”と決めつけてしまい、
多くの方が、あっさりと平屋を諦めてしまいます。
しかし、実際は、
平屋を建てるにしても、
それほど大きな敷地はいりません。
なぜなら、平屋にするからといって、
2階建ての2階部分が
そのまま1階に足されるわけではなく
階段や廊下もカット出来るし、
トイレも1カ所でいいし、
余分な部屋もつくる必要がなくなるからです。
つまり、平屋にすれば
自ずと家がコンパクトになるというわけですね。
それゆえ、弊社では、
土地面積が55坪を超えれば、
よほど敷地条件が悪くない限りは、
『平屋』を提案させていただくし、
50坪やそれ以下の場合でも、
可能なら『平屋』をご提案させていただいています。
✔無駄に広い土地を買ってしまうと・・・
まず、土地に余分なコストが掛かります。
仮に、20坪も余分に土地を買ってしまい、
坪単価が15万円だとしたら、
300万円も不必要な出費をしてしまったことになります。
また、余分に買ってしまった20坪分、
外構工事もしないといけなくなり、
もしコンクリートを打ったら、
それだけで50万円ものコストがかかってしまいますが、
さらに、これらに35年分の利息を合わせると、
ざっと400万円以上無駄な支出をしていることになります。
しかし、出費はそれだけにとどまらず、
ずっと払い続けなければいけない固定資産税も、
必然的に高くなってしまうのですが、
固定資産税は60坪を超えると、
超えた部分に関しては税金が2倍になるため、
ずっと割高な納税をし続けるハメになってしまいます。
ということで、土地探しをする前に、
どんな家が建てたいのかを、
ある程度明確にしていただければと思います。
それが明確になれば、
そのために必要な土地の広さがどれくらいなのか?
が分かるようになります。
結果、無駄に広い土地を探したり
購入したりする必要がなくなり、
その分、余分な出費を削ることが出来ます。
また『平屋』は2階建てに比べて、
面積が小さくなるため、
実は、建築コストも高いわけではありません。
ですから、魅力やメリットがたっぷりの『平屋』を、
コストを理由に諦めないようにしていただければと思います。
ぜひ、参考にし、
前向きに家づくりをしてください!
それでは、、、
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野末建築
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