野末建築
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家の原理原則

家の原理原則

2021/12/21

さて今回は、


昔の日本家屋に比べて


ずいぶんと安く建てられるようになった


もはや間取りも外観も建売住宅と


そう変わらない最近の注文住宅について、


お伝えしていこうと思います。


 


今主流な間取りは日本人に適しているのか?


 


建売住宅に限らず、


最近の注文住宅の間取りは、


完全にコスパ重視でつくられているのですが、


コスパ重視でつくられたお家の間取りは、


日本人の気質やライフスタイルには、


とてもじゃないけど合うものではありません。


 


例えば、密集する住宅の中で、


外に向かってオープンになる家は、


本当に住みやすい家なのでしょうか?


 


開けた方向につくった大きな窓は、


外から家の中が丸見えになってしまいます。


また、中から外もよく見えるため、


よりいっそう外から見られている感が出てしまいます。


 


これじゃあ、リラックスした状態で


家の中で過ごしにくくなってしまいますよね?


ノーメイクやパジャマのままで、


あるいはパンツ一丁や上半身裸で、


過ごしにくくなってしまいますよね?


 


結果、本来は光量調整のために設置するカーテンを、


視線の遮断を主たる目的として


設置せざるを得なくなります。


そして、想像を大きく下回る


明るさの中で暮らさざるを得なくなります。


 


また、そうならないように、


保険のために窓をたくさん設置しようとすると、


それはそれで別の問題が起こります。


 


耐震が悪くなる問題、


家の中が寒くなる問題、


もっとカーテンが必要になる問題、


外壁が汚れやすくなる問題、


掃除する場所が増えてしまう問題


思っていたより収納が少ない問題、


家具が置きにくくなる問題、


などなどです。


 


窓が多くなり、


その分壁が減ったことによる二次的な被害です。


 


つまり、自分自身で耐震と温熱を悪くし、


かつ、余計な費用がかかり、


かつ、使い勝手が悪い家にしてしまう、


というわけです。


 


この他、こういったお家の特徴は、


子供部屋の利用時期が


限定的になってしまうこと、


家が散らかりやすくなってしまうこと、


洗面やキッチンといった本当は明るくしたい場所が、


なぜか異様に暗い場所になってしまうこと、


洗濯の動線がやたら悪くなってしまうこと、


などがあるのですが、


これらは全て生活に支障をきたす


深刻な問題となります。


 


住みやすい家が一番!


 


ぶっちゃけ


今主流となっている間取りを真似て


家を建ててしまうと、


絶対に住みやすい家にはなりません。


 


ここまでお伝えしてきた通り、


コスパを重視した間取りだからです。


 


事実、当たり前のように子供部屋を


2階につくってしまったら、


子供が小さいうち家が片付きにくくなってしまうし、


出ていった後も使いにくくなってしまいます。


 


また、当たり前のように、


南向きで部屋をつくってしまったら、


丸見え、日焼け、暑い、という問題が発生するし、


逆に、水周りは、暗い、寒い、ジメジメする


という問題が発生してしまいます。


 


さらに、当たり前のように


2階建てにしなきゃいけないと


思い込んでしまっているから、


地震に弱い家になってしまい、


耐震補強に余分なコストを


掛けざるを得なくなってしまいます。


 


ということで、家ってホントは、


当たり前に倣って建てるものではなく、


土地に合わせて建てるものだということ、


そして、その原理原則に沿って建てれば、


メチャクチャ住みやすい家になる


ということを、建てる前に


知っておいていただければと思います。


 


それでは、、、


 


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